第14回女性鍼灸師フォーラム学習会
 【日 時】2005年11月27日(日)午前10:30〜12:00
早乙女智子先生:(よこはまふれあいホスピタル・産婦人科医)講演
テーマ「女性の健康支援は西洋医学で十分か?」

女性鍼灸師フォーラム第14回学習会
日本鍼灸マッサージ新聞 06.1.10.
「東洋医学で女性のからだを丸ごとみる」
 女性鍼灸師フォーラム第14回学習会が昨年11月27日、神奈川県横浜市のかながわ県民サポートセンターで開催された。今回は早乙女智子氏(ふれあい横浜ホスピタル産婦人科医)を講師に迎え、『女性の健康支援は西洋医学で十分か?』と題して産婦人科医の視点から女性の健康問題について講演が行われた。
 早乙女氏は、医療は現代医学がすべてではないと考え、「女性の体を丸ごと見ていこう」としている。患者にとって、またよい出産のために、何がベストの選択かと常に模索し、現代医学の他に効果的な医学的サポートの手段はないかと、臨床にさまざまな代替医療を取り入れている。漢方薬を処方し、鍼灸治療を勧めるなど、東洋医学にも理解が深く、更なる東洋医学の広がりを期待している一人である。
 女性は自分の意見を言いづらい人が多いという早乙女氏は、「女性医療の波を受け、女性が中心になって自分たちがより快適になるための医療を構築できるようになってきた」と、ジェンダーバイアスに縛られず、自らの手で精神、肉体、社会的によい状態をつくろうと呼び掛けた。
 また、妊婦だからという理由で治療を断る治療家に対して、「妊婦も人間。だから人間としての治療をしてください。妊娠初期やリスクのある人、検査数値のおかしい人は主治医との相談が必要ですが、妊娠20週を過ぎれば薬は使えるし麻酔もできます。妊娠中の不調を整えていくことに協力してほしい」と、妊娠という女性特有の身体状態を理解し治療にあたるよう述べた。
 早乙女氏は産婦人科医の立場から、「女性のライフデザインに妊娠や出産を組み込むかどうかで健康管理は変わってくる」と、疾患はなくても年齢、身体状態に合わせたライフスタイルの変更、ケアが必要だとして、自分を大事にするために、▽ストレスを溜めない、▽なるべく規則正しい生活を心掛ける、▽きちんと食べ、体重を急に増やしたり減らしたりしない、▽体を冷やさない、▽ホルモン「アイ」を聞かせる「目・愛・私」、▽生き物と接する(人・ペットなど)、そしてプラスアルファで筋肉を鍛えることを勧めて講演を締めくくった。

  


午後1:00〜4:00:参加者交流会
テーマ「地域での協働をどう図るか・働き方を考える」
ワークショップと指定発言:名刺交換
            
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