女性鍼灸師フォーラム第10回講演会

  
講演会風景と講師の先生方

日本鍼灸マッサージ新聞 第738号 2004/6/10 

親と子の触れ合い考える
「タッチケアはツボ刺激でよりよい結果が」矢野教授

女性鍼灸師フォーラムの第10回講演会が5月23日、横浜市のかながわ県民サポートセンターで開催された。同フォーラムは、女性の健康支援に東洋医学が有用であることを一般に紹介しながら、女性鍼炎節同士の情報交換や交流を図っている。

 ベビーマッサージが取り上げられた今回は、講演2題のほか、女性鍼灸師グループ「ぷれる」や「よしかた産婦人科医院」での赤ちゃんマッサージ教室、小児はリ講習会の取り組みを紹介。ベビーマッッサージ行うと、赤ちゃんが風邪や便秘になりにくくなるだけでなく、お母さん自身の気持ちも落ち着くといった効果、講習会の様子などが説明された。

『親子のふれあいを通して』と題した講演では、聖マリアンナ医大横浜市西部病院助産師の飯田ゆみ子氏が、NICU(新生児集中治療室)で行われているカンガルーケアについて語った。カンガルーケアとは、赤ちゃんを乳房の間に抱いて裸の皮膚と皮膚を接触させながら保育する方法で、新生児死亡率の高いコロンビアで始められた。飯田氏は、未熟児として生まれてきた我が子にショックを受け、子供と向かい合えなかった母親が、カンガルーケアを通じて徐々に子供に心を開き、自信をもって子育てができるようになる過程を解説した。

 明治鍼灸大学教授の矢野忠氏は、「東洋医学からみた皮膚の効能とタッチングについて」を講義した。東洋医学における身体や皮膚皮膚の捉え方、衛気、皮膚コミュニケーションについて説明。さらに、タッチケアにツボヘの刺激を取り入れることで、よりよい効果が得られると述べた。

 女性鍼灸師フォーラムの講演会は「女性だけでなく、男性も参加できる。今回参加した男性は、女性の患者さんを施術することが多いので、女性の症状に対応できる知識を身に付けたいと思って来ています。」普段の施術に役立ていると満足そうに話した。

講演プログラム
1.赤ちゃんマッサージ教室   
女性と子どものための女性鍼灸師グループ「ぷれる」

大山直子鍼灸師

2.「赤ちゃんマッサージぷれる応用篇&小児はり講習会」   
子育てふれあい広場 {担当ぷれる会員)
辻内敬子鍼灸師

3.ベビーマッサージの概要と意義
よしかた産婦人科医院 
大井洋子ベビーマッサージインストラクター 


3−2 院内教室の継続と効果について
よしかた産婦人科医院 
塩野仁美助産師
講演1
「親子のふれあいをとおして」NICUのカンガルーケアとタッチケアから
     聖マリアンナ医科大学西部病院 飯田ゆみ子師長


講演2 
「東洋医学から見た皮膚の効能とタッチングについて」 
     明治鍼灸大学 健康医学教室教授 矢野忠先生

たくさんのご参加ありがとうございました。

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